

選挙事務所を開く時期や場所、どんな備品を用意する必要があるのでしょうか?
選挙期間中の重要な拠点となる事務所ですから、機能的な事務所を用意する必要があります。
国会議員の選挙であれば、数十台の車が停められる駐車場で、 100名以上は収容できるような建物を用意する必要があるかもしれません。
しかし、市議会議員選挙の場合は、そこまでの大規模な選挙事務所を用意する必要はありません。
市議会議員や町村議会議員は自宅を選挙事務所にすることが少なくありません。 ガレージに長机と椅子を並べて看板を掲げれば、それだけで選挙事務所が完成します。
支援者と普段から付き合いがあり、 自宅に出入りすることに抵抗がないような状況でないと難しいかもしれません。 地域性にもよりますが、マンション住まいの場合は止めた方がいいです。
自宅以外で事務所を設営する場合は、どんな所がいいのでしょうか?
一番に考えておきたいのは、票を集めやすい場所です。
近所との付き合いの関係上、自宅周辺に支援者が多い場合、 離れたところに事務所を設営してしまうと支援者の足が遠のいてしまいます。
地域のあちこちに支援者が散らばっている場合は、 交通の便が良いところを優先して設営する方が良いです。
次に事務所を設営する物件について考えます。
選挙中は物の出し入れや人員の乗り換えで、 事務所前に街宣車が停車する機会が増えますので、 交通の妨げにならない所を選んだ方が良いです。
ビルの場合は、なるべく1階を選ぶべきです。 地域によっては1階の場所を確保するのが難しい事もありますが、 歩行者や車からも目につくように1階に設営できるようにしましょう。
候補者自身や支持の厚い支援者にとっては2階でも問題ないでしょうが、 支持の薄い人や候補者を知らない人にとっては通りに面していて、 入り口が大きく開かれた事務所の方が入りやすいです。
借りる場所としてはテナントが手軽だと思います。
もし、プレハブを建てるとなると、水道工事などもつきてきます。 女性の支持者が多い場合は、プレハブの簡易トイレなどはとても嫌がられます。
費用面を考えても、テナントの方が安上がりで済む可能性が高く、 短期間での契約なので、交渉次第では保証金を免除してもらえるケースもあります。
地方の田舎の場合は、公民館などを借りるケースもあり、 かなり安上がりで済む可能性もあります。
選挙事務所の大きさですが、広いに越したことはありません。
受付・接客スペース・会議室・事務仕事のスペース・作業場など、 理想を上げればキリがありません。
最低限の広さはどれくらい必要でしょうか?
事務スペースでは二人くらいが仕事できる広さは欲しいです。 入り口付近に長机を置いて受付と接客と打ち合わせのスペースにするくらいでいいと思います。 作業スペースとしても活用できます。
水回りに関しては、お茶が出せるだけで構いません。 ガスが無くても電気ケトルがあればそれで十分です。
なるべく確保しておきたいのは、電話をするスペースです。 電話をかけるだけならスペースは必要ないかもしれませんが、 名簿や電話帳を見ながら電話をしたり、 電話をしたときの感触から支持してくれそうなのかのチェックも出来るからです。
支援者やスタッフが車を使う場合は、駐車場の確保も出来ればしておきたいところです。
事務所の前に路上駐車が並んでいると見た目にも悪いですし、 駐車違反を気にしながらだと打ち合わせなどに集中できないからです。
選挙期間中は街宣車の駐車スペースを確保しておかないと、 人員の入れ替えなどにも支障をきたしてしまいます。
・電話
通常の事務用のもので、受付事務用に1回線、電話をかけるように3回線ほど欲しいです。
最近では携帯電話の契約が通話料定額となっていますので、
費用面を考えて携帯を活用するのも良いですが、
通知が携帯電話の番号だと不審がられることもあるので、
出来れば回線を引いた方が良いかもしれません。
・ファックス
家庭用のファックスでも安いものがありますので、
そちらを用意すれば良いと思います。
・コピー機
家庭用のものでも十分ですが、拡大したり大量のコピーをすることもあるので、
業務用をレンタルするのも良いです。
コピー機についてはレンタル料は発生しますが、
トナー代やインク代が何枚印刷しても無料のレンタルコピー機もあります。
こちらをご覧ください。
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・パソコン
事務処理などを手書きで行う場合は必要ないかもしれませんが、
名簿の管理やメールの活用を行うことを考えるとやはり必要でしょう。
今はスマホのデザリングなどで簡単にパソコンをインターネットに接続できますが、
通信費が沢山かかる可能性もありますので、
インターネットに接続できるように光回線は引いておいて損はないです。
・冷蔵庫
暖かいお茶を出すだけなら必要はないかもしれませんが、
お茶であったりお弁当であったりとやはりあった方がいいと思います。
ただし、一人暮らし用の小さいもので構いません。
・電気ケトルか電気ポット
応援に来てくれた支援者などにお茶を出すために用意しておきましょう。
電気ケトルならスイッチを入れてすぐにお湯になりますが、
その都度温める必要があるので、
電気ポットで常時お湯が出せるようにしておいた方が良いかもしれません。
・折りたたみ椅子
普段は作業スペースを確保するためにしまっておきますが、
支援者などが来た際に座ってもらえるように用意しておいて損はないです。
・地域の地図
住宅地図も必要なのですが、市内全域が載っている地図を壁に貼っておくと便利です。
・連絡先一覧
候補者やスタッフなどの関係者、主要な支援者の連絡先を表にしておいて用意しましょう。
携帯電話に登録しておくのも良いですが、
表にしておくことで連絡がスムーズに行いやすいです。
公職選挙法に定められている選挙事務所の看板は、 350センチ×100センチ以下の大きさです。
これはあくまでも選挙期間中だけに認められている看板です。
届け出が受理されて選挙事務所として認められるまでは、 選挙事務所の看板は掲げることが出来ません。
選挙の初日である公示日に看板の設置を行うのは時間的にも労力的にも難しいので、 事前に設置を済ませておいて白い布などをかけておき、 公示日の朝になったらかけておいた布を外すのが一般的です。
いくら布で覆っておいたとしても看板の設置を公示日の1か月以上前から設置していると、
選挙管理委員会から注意を受けることがありますので、
あまり早くから設置しない方が良いです。
設置の時期については選挙管理委員会に相談しましょう。
高さ85センチで直径45センチ以下の提灯を一つだけ掲げることが出来ます。
最近ではあまり見かけなくなっていますが、
夜中に目印になるのは確かなので、掲げておくとよいでしょう。
選挙運動に関して公職選挙法139条に定められているのは、 お茶とそれに伴うお菓子や選挙運動に従事するものへの食事を除いて、、 いかなる名義をもってするを問わず、飲食物を提供することは出来ません。
選挙事務所ではお酒の提供は認められていないのです。
選挙運動員が自ら持ち込んで自分で飲むことはどうでしょうか?
ばれにくい事ではありますが、やめておいた方が良いと思います。
法律上でグレーゾーンであるというものもちろんですが、 飲酒によって判断力低下を招くことによるトラブルを回避するためです。
決起大会などのイベントが終わった後は、 慰労の意味を含めてお酒を飲みたくなるかもしれません。
選挙期間中に一日一日の終わりに事務所を締める前に一杯飲みたくもなります。
一度だけでもと、選挙事務所でお酒を飲んでしまうと、 段々とルーズになってしまい、夕食時にも飲んでしまうということになり兼ねません。
夜遅くまで作業しながら飲んでしまう恐れもあります。
お酒はトラブルが発生する要因となります。
選挙が始まる前に行ってきた活動が全て泡と消えてしまう恐れがありますので、 選挙事務所では一切飲酒しない方が良いです。
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